AYUナビ vol.32 : 帯広ナビ

■山田 泰幸さん

年齢:
64歳
職業:
消しゴム版画家
出身地:
十勝管内を転々と
身長:
158cm
休日の過ごし方:
ボランティア活動のお手伝いなど
こんにちは。たくさんの消しゴム版画が飾ってありますが、前々回の高橋さんの作品とはまた雰囲気が違いますね。
彼女の作った作品はかわいらしくて若い女性の方にとても人気がありますね。どちらかというと消しゴム版画は年配の女性に好まれていたんですが、最近は彼女のように若い女性の方も増えてきて、僕の教室でもそういった個性のある生徒さんをどんどん育てていきたいと思っています。
山田さんの作品は色使いがとてもきれいですね。
僕の場合は、同じスタンプを色を変えて重ねて押していくんです。一つの葉っぱも重ねていけば枝になり、木になり、森になりいろいろな広がりを見せてくれます。この技法は僕が考え出したもので、今では全国に広がっています。消しゴム版画の面白いところは、たとえば浮世絵なんかだと絵師がいて、彫り師がいて、刷り師がいるじゃないですか。消しゴム版画はそれらすべてを一人でやってしまうところですね。消しゴム版画の場合は刷るではなく押すんですけどね(笑)
デザイン力と彫る技術と押し方のセンスが必要ということですね!
山田さんが消しゴム版画をやるきっかけというのは何だったんですか?
きっかけというのは色々あるんですが、消しゴムって最後まで使い切れないじゃないですか。小学校の頃、そういう小さな消しゴムをカッターで切ってよく遊んでいましたね。職員室で黒や赤や緑のスタンプ台を見つけて葉は緑、花は赤で押して遊んでいました。本格的にやり始めたのは妻が病気にかかってからですね。妻と親に介護が必要になって外に仕事に出ることは難しくなりました。今はSOHOという言葉がありますよね、インターネットなどを使って自宅をオフィスにして事業を行うんですが、それを実験的にしてみようと。今は消しゴム版画の技法書を出して夢の印税生活です。というのは冗談ですごく貧乏なんですが(笑)
いえいえ、本を出版しているなんてスゴイです!
僕の本は小学校の図書室や、全国の図書館にも置いてあるんですよ。長く使ってもらえる本ですし、沢山の方に見てもらいたいですね。
東北の方など、まだ消しゴム版画が普及していない地域もありますから、もっと広がってくれるとうれしいです。
これからも、日本の四季や彩りを表現した作品を作っていきたいですね。
後輩の育成にも力を入れていきたいと思っています。
山田さんにしか作れない素敵な作品をもっともっと見てみたいですね!
今日はどうもありがとうございました。

島さん写真

ボランティアの輪・あんだんて

次回もお楽しみに!!

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