十勝ワインといえば北海道の代表的なワインで甘みのある、奥の深い味として有名です。
小高い丘の上に建つ、中世ヨーロッパのお城を思わせる池田ワイン城は、工場の見学や製品の購入なども出来ます。ワイン城から見る十勝平野の風景は、夕陽のスポットとしても有名です。
毎年10月第1日曜日に開催されてるワイン祭りは、十勝ワインとブドウジュースの飲み放題のほか、道産牛の炭火焼き、池田町産牛の丸焼きを楽しむことができます。
ポロシリ岳のすそ野に広がる自然豊かな八千代公共育成牧場は、総面積981ha(東京ドームの約210倍)の土地に、一年を通して乳牛・馬等が放牧・育成されています。ソーセージや羊毛加工などの体験・宿泊施設、レストランもあり、大自然のパノラマと野草の香りの中で十勝を満喫できます。
世界でたったひとつ。馬と人間が刻む北のロマンの「ばんえい競馬」は鉄ソリを馬に曳かせ、全長200m、途中に2カ所障害(坂)のある直線コースで競うレースです。
このレースは北海道開拓に活躍した農耕馬で農民たちがお祭り競馬として楽しんでいたものがシステム化され現在の形に発展したもので、すでに35年以上の歴史をもち、北海道が育てた世界でたったひとつの「ひき馬」競馬として内外の注目を集めています。
緑豊かな北の大地で繰り広げられるこの「ばんえい競馬」は今、最もパワフルな競馬です。
十勝川温泉は植物性モールと呼ばれるお湯で、世界に2カ所しかないといわれる貴重な温泉です。「モール」とは、亜炭などを指すドイツ語に由来しています。
美肌効果もありお湯に浸かった後は、肌がすべすべになることから、「美人の湯」といわれます。運動障害、腰痛、神経痛、リウマチ、皮膚病、外傷、骨折、痔疾、胃腸病などの効能があります。
●然別湖
標高810mに位置し、周囲は13.8km、最大深度は108mである然別湖は、北海道では最も標高の高い場所にあります。冬季間は結氷し、原始の姿を残す神秘の湖です。湖の東にある天望山は、その姿と湖面に映る影との形から、唇山と呼ばれ、然別湖のシンボルになっています。
夏の季節には、カヌーや遊覧船で湖面をまわる事が出来、冬はスノーモービル、クロスカントリースキーで結氷した湖面上を通散策する事ができます。
サケの遡上を観ることができる十勝川の千代田新水路は、多くの魚を溯上させる階段式魚道と、泳ぐ力の弱い小さい魚でものぼれるよう長い水路でゆるい坂になっている水路式魚道があります。この魚道観察室から、階段式魚道を利用している魚を観察できます。横から見ることのできる観察窓の他、魚道の底からも見られる窓もあり、水に潜った気分で、魚の泳ぐ姿を楽しむことができます。